犬と猫と人間と

f:id:popoakubi:20100213152212j:image
f:id:popoakubi:20100213152201j:image
やはり滋賀会館は3月で閉館になるそうです。最後に「犬と猫と人間と」が観られて良い思い出になりました。
いろんな思いが込み上げてくる映画でしたが、不思議と涙は出ませんでした。でも、とても心に残る映画で観て本当に良かったです!
f:id:popoakubi:20100213152150j:image
内容で意外だったのは、しつけ方法についても撮影されていた事です。
写真の「しろえもん」は子犬の時に保護されて一度は里親さんが見つかったのですが、興奮すると嬉しくて手が付けられず、また戻って来てしまいます。そこで、「しつけをしっかりしよう!」という事になる訳です。
まず、昔ながらのチョークチェーンでショックを与える“厳しい”トレーナーさんに依頼されてから、ご褒美を使った“優しい”トレーナーさんにも依頼されて、結局“優しい”トレーナーさんの方法を取り入れられるのですが、「しろえもん」の楽しそうな表情や仕草、しつけの効果も一目瞭然でした。何よりしつけをする立場にあるスタッフの方が明るくて楽しい表情になったのが印象的でした。
最初、厳しいトレーナーさんが登場して監督のインタビューに「犬は痛みに鈍感だからこの程度は何とも思っていない」と話していた時は「この映画もこんな方法を広めてしまうのか?」とガッカリしましたが、監督の意図があとでわかって本当に安心しました。

観終わって・・・この映画にも出てきた「体を触らせない子」や「咬んでしまう子」の立場に寄り添ってお世話をしていきたいと、改めて思いました。
「犬と猫と人間と」滋賀会館では明日までの上映です。