5月の初めから、ポポの点滴(皮下輸液)が毎日になりました。“覚悟”を決めたのは、この頃です。ポポは生まれつきの遺伝病だった事を考えると、寿命だったと思えています。この頃の手帳を見ていると、ポポやあくびの心配&通院の書き込みばかりです。
「あくびがよく吐く」と書いてあるのは、10月18日が最初でした。でも、以前からたまに吐く事はあったので「また吐いてるよ!」と少し面倒な感覚でいた事が悔やまれます。「もっと早く通院していれば治った」という意味ではなくて「もっとあくびに優しく接してあげれば良かった」という意味です。
11月12日、あくびの食欲減退もありレントゲンを撮っています。先生2人と私の3人で放射線防止のベストを着て、台の上に仰向けにあくびを寝かせて「よし、撮れた!」という先生の笑顔を覚えています^^まだ、治るはずだと思っていたので、明るい雰囲気の作業でした。
そして14日にポポが永眠。悲しかったけど、病気がわかってから2年間「よく頑張った!」という気持ちも大きかったです!ここ1週間位、ポポの看病ばかりであくびを独りで寝てもらっていたので、寂しかっただろうなぁ・・・と思います。
もう毎日ポポの点滴をしなくて良いので、あくびと何泊かの旅行に行こうと思っていました。こんな計画を立てているのも不謹慎ですね。ポポに悪い^^;
高知県に土佐犬闘犬センターというのがあります。闘犬には何の興味もありませんし逆に嫌いですけど、土佐犬にはとても興味があります。闘犬として育てなければ、穏やかな家庭犬になる・・・と言われていますし、一度実際に見て触れ合いたかった。
あくびと桂浜で散歩して・・・車の中で寝て・・・ドッグラン巡りをして・・・色々楽しい事をして・・・と夢見ていました^^
15日、病院でレントゲンと血液検査の結果の報告です。
レントゲンの方は、ガスが多くて写真では判断不可能。血液検査の方では「アジソン病の疑い」と言われました。一晩入院して内視鏡検査をお願い&アジソン病の特別な検査に出してもらう事にしました。
アジソン病?・・・調べて見ると「薬の服用を続ければ寿命は全う出来る病気」とわかりました。でも、その薬がとても高価!ネットで取り寄せると、少し安くなる事もわかったので、そのサイトまで調べていました。
アジソン病の検査結果は陰性。まだ、あくびの病気は不治の病とは知らない段階なので「良かった!良かった!」と喜んでいる自分でした。
今から想うと、アジソン病の方が断然良かった・・・。
内視鏡検査の結果「胃に腫瘍がある」と判明
手帳には「どうか良性でありますように!」と書いています。でも、先生の「胃だからね・・・」という口ぶりに心が重くなって行くのを感じました。
翌17日、ポポを天国へ送りました。
あくびのヨダレが気になって来たのは、丁度ポポが旅立った14日。近所の散歩中の時でした・・・。