あくびのこと(33)最期の散歩

12月・・・ポポとあくびが旅立って1年になりました。もう1年。早い!という印象です。

この1年は生活のリズムが変わってしまい、今でもどこか居心地の悪い感じは残っています。普通に生活を送っているように見えても、“寂しさ”は頑固な固い石となって、心の中に存在しているようです^^;

 

あくびが苦しんでいた夜を一緒に過ごして“安楽死”の決意は固まっていました。最期に一緒に綺麗な朝陽を眺めて、あくびに感謝の気持ちを伝えたら「病院に行こう!」

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その日の琵琶湖はとても綺麗でした。まだ暗い時間から後ろのドアを開けて、独りで明るくなって行く湖西の琵琶湖を眺めていました。この時期特有の寒さも、却って気持ち良く感じました。あくびはずっと寝ています。もう吠える気力もないのかもしれません・・・。

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そして、日の出・・・琵琶湖に沈む夕陽は何度もあくびと見て来ましたが、琵琶湖から昇る朝陽を見るのは初めてだったと思います。

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あくびと私だけの静かな時間・・・

「もう歩くのは無理だろうな」と思っていましたが、抱っこして外に出してあげると・・・

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踏ん張って立ち上がってくれました!本当に強い子です!!!

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 朝陽を浴びて散歩するあくび・・・少しは楽しい気持ちになれたかな?

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 信じられない位、力強い目をしています!こんなに苦しくても『まだ生きたいんだな』と感じました。そして、安楽死の決意は、またまた揺らいでしまいました・・・。

 

今まで何回一緒に散歩したでしょう。何時間一緒に同じ景色を眺めて来たでしょう。あくびが居てくれたから救われた事、本当に多かったです!

あくびの犬生最期の散歩を見てあげて下さい。やっぱり尻尾は振っています・・・

  

「あくびのこと」は、あと1回で終わりにしようと思います。最期の時の事を振り返ったあとは、楽しく元気なあくびの姿を想い出して終わりにしようと思います^^