岐阜大学動物病院のご報告

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温ちゃんと岐阜大学動物病院へ行って来ました。ドライブは大好きです!

結論から言うと、手術は出来ませんでした。“手遅れ”という事です・・・。

手術をお願いする覚悟はして来ましたが、「手術出来ない」と言われる覚悟は不充分だったので、やっぱりショックでした。『助けてあげられない』

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ポポで2度&あくびで1度、そして温ちゃんでも岐阜大学にお世話になる事になりました。こんな縁は要らないのですが・・・。

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早めに着いたので、開院まで車の中で抱っこしながら過ごしました。何度も言いますけど、穏やかで本当に可愛い子なのです!

 

◆診断結果(血液検査・エコー検査・レントゲン)

フィラリア症 ①肺動脈塞栓 ②弁膜症

寿命を終えたフィラリアが肺動脈を詰まらせ、心臓の弁に絡み付いている。もう何年も経っているので、取り除く事は出来ない。

ほとんどのフィラリアが死んでいて、生きているフィラリアを取ったとしても、今の症状は変わらないそうです。リスクのある手術をする意味がないのでは?との事でした。

「それでもご希望なら手術する」と言って下さいました。

今、生きているフィラリアも死ねば“詰まる”原因になりますが、リスクを考えると効果の薄い手術をお願いする気にはなれませんでした。

 

ボール一杯のフィラリアを取って、元気になった子も居るそうです。「あと2年早ければ・・・」と先生も残念がっておられました。虐待されていた事も最初に聞いて下さり、先生も助手の方も「何とか助けたい」という想いは同じだったと思います。「本当に良い子なんだよなぁ・・・」と言って下さいました。

 

フィラリアの研究をされている先生なので、勉強になるお話も聞けました。フィラリアの事は漠然としか知らない方がほとんどだと思いますので、また別の機会に紹介して、『普通の病気や、他の寄生虫とはかなり違う性格の怖い病気』だという事をお伝え出来ればと思います!

 

血液の状態は比較的良好!でも、心臓の病気なので突然死が多いのは確実だそうです。

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帰りは、検査と車の移動で疲れたようです。ぐっすり眠っていました。

 

温ちゃんの命は長くはないと思います。先生に「フィラリアの時期になったら投薬した方が良いですか?」と聞いたら「その方が良いけど、果たしてそれまで持つかどうか・・・」との事でした。帰り際には「美味しい物を食べて!」とお決まりのフレーズを聞く事になりました。

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最近は左の「わんわんカロリー」がお気に入りです。最初はシリンジであげていましたが、今は自分でゴクゴク飲んでくれます。セブンイレブンの3本入りの焼き鳥が大好きで、2パックを一気に食べてくれた事もありました^^でも、腹水で栄養が逃げて行ってしまうので、太る事は出来ません。

なるべく一緒に居て、たくさんスキンシップをして過ごしたいと思います。今では私の横にピッタリ寄り添って甘えてくれる温ちゃんです!

 

その虐待していた飼い主は私に言いました。

「犬の為に何でそこまでしないといけないのか?」

その答えは、私にはわからないけど・・・

『あなたには“犬がどんなに素敵で素晴らしい生き物か”・・・わかる日は永遠に来ない!』