カートちゃんは、人を咬んでしまう心配はあまりしなくて良い子ですが、それ以外にお世話の支障になりそうな事を色々しているワンちゃんです。
一つ目はバリケンを壊してしまう事。写真の穴が開いている所だけではなくて、入口の網を歪めて壊してしまうそうです。とてつもないパワーです！
打ち合わせの時は「専用部屋を用意するから」との事でしたが間に合わなかったそうで、止むを得ずバリケンの中で待っていてくれるはずでした。でも、予定通り？壊していて自由な感じで迎えてくれました。
そして、専用部屋が出来なかったので「病院へ連れて行って預けてもらえないか？」との急なご依頼！正直、困りました。何故って？このパワーで私のバリケンも壊されるかもしれないし、車の中ですごいパワーで暴れられたら運転なんて出来ませんから・・・。
まず散歩をして少し落ち着いてもらってから、車の中に乗ってもらって様子を見ていましたが、運転席までシートの上を簡単に跳び越えて来てしまいます・・・。大きな体ですが全身筋肉でゴムまりの様です。とんでもなく身軽です！
あくびも全身筋肉で身軽ですごい運動能力だと思っていましたが、素性というか根本的に違う力を感じました。
これではバリケンに入ってもらうしかありません！
決心して、いざスタートすると予定通り外に出たがってガリガリし始めました。おやつをあげたり色々と工夫しながら運転しましたが、バリケン自体が横に倒れたり・・・また反対側に倒れたり・・・と、そのパワーを痛感しながら病院へ向かう事になりました。
ようやく到着！・・・中は荒れていますが、カートちゃんもバリケンも無傷でホッとしました。
車から降りてもらう時も、いつもの様に外からドアを開けたままリードを付けたら「逃がしてしまう」と思ったので、車の中でリードを付けてから降りてもらいました。パワーでカートちゃんに勝てるはずもありません。小型犬でも力で勝ちたくもありませんけど・・・。
無事に病院に預ける事が出来ました^^
バリケン破り以外にも、リードを噛み切ってしまう事＆２メートル位の塀なら簡単に脱走してしまう事も心配する行動だったので、普段以上に気を配る事が多いお世話でしたが、無事に終えられました。
このカートちゃんとボクサーお母さんの間に生まれた子供達です。
カートちゃんは去勢手術をされていたのに生まれて来てしまったそうです。病院の先生もビックリされたそうですが、手術失敗という事なのでしょうか？
あと、お世話中に病院で診てもらわれていた猫ちゃんは亡くなってしまったそうです・・・。
こんなにたくさんの子達と暮らしていかれるのは、想像以上の苦労があると思います。うまく暮らしていかれるように願うばかりです・・・。
