温ちゃんとフィラリア③

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琵琶湖、岐阜大学、数回の通院・・・ドライブも大好きになってくれた温ちゃん

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 温ちゃんを抱っこしていた感覚も、よく想い出しています^^;

 

フィラリアの成虫は、駆除しても“その死骸”はずっと体の中に残り続けます! 

回虫など他の寄生虫は、駆除すれば体の外に取り出す事が出来ますが、肺動脈や心臓の中で殺されたフィラリアの成虫は、永遠に体の中に残ってしまいます!死骸を取り除く手術はないそうです。おそらく臓器や血管に固着していて、とても危険な手術になるのだと思います。温ちゃんは、この“死骸”に殺されました。 

『駆除に成功しても、なお死骸となって苦しみを与え続ける』・・・私は怖いです。死神・時限爆弾という言葉が思いつきます。

他にも・・・

ミクロフィラリアを駆除する時の副作用、寿命を終える時の抗体の過剰反応、フィラリア成虫の出す分泌物や排泄物・移動による臓器への影響etc怖い事は多くあります。

猫や人にも感染するフィラリアですが、特にイヌ科の動物と親和性(生きられる)が高いので“犬糸状虫”と呼ばれます。抗体から攻撃されない物質で身を守っているので、免疫力も関係なさそうです。

蚊に刺されるのを完全に防ぐのは不可能です。室内犬の感染例もよくあるようですし、何より犬は散歩する生き物です。そして、フィラリアは症状が出始めた頃には、かなり進んでしまっているので、感染しているかどうかは血液検査をしないとわかりません。

 血管内に侵入を許すと危険が高まり、2度と体外に取り出せなくなってしまうので、それまでに予防するのが一番』という考えで、今の治療は行われているようです。この治療が始まって、犬の寿命が飛躍的に延びた事は事実です! 地域にもよりますが、予防していない場合『二夏で約90%が罹る』という資料もあります。