以前から「犬に叱る事で自分に酔っている」印象を感じる方には気付いていましたが、この本を読んで改めて納得しています。叱る事には、ある種の快感が伴ってしまい止められなくなる様です…。
叱る事に効果はないとも書いてありますが『危険を察知して反応しているだけで学習ではない!』とセミナーで言っておられた先生の言葉を想い出します・・・。興味のある方は読んでみられたらいかかでしょうか?
今まで咬み付き犬にしてしまった方にも、たくさんお会いして来ました。
愛情が薄くても優しい子に育っている場合もありますが、逆に愛情があっても咬み付く犬にしてしまう方をたくさん見て来ました…。
咬み付く子になったケース
・体罰、怖がらせる、虐待は論外
・接し方が強引、荒っぽい
・ちょっかいを出す、からかう、軽く叩く(冗談でも)
・服を着せてあげたい(無理矢理する)
・抱っこしたい、抱きしめたい(無理矢理する)
・ハーネスを着けてあげたい(無理矢理する)
・病院に連れて行ってあげたい。行かなければならない!(無理矢理する)
・何かをする時、体を拘束して何とかしようとする(無理矢理する)
・一緒に寝たい(無理矢理する)
・シャンプーをしてあげたい(無理矢理する)
主な飼い主の方以外に、ご家族や親戚、ご近所さんなど、接する方が多い場合は複雑です。
それぞれの犬に対する考え方が違ってしまうので、飼い主の方が「そんな接し方はして欲しくない」と思っていても言いにくくて断われない。その結果、だんだん扱いにくい性格になって行く…。
はっきり断れないという事は、守ってあげられない事になるのかもしれません。
嫌がる事をする時は、最初にゆっくり時間を掛けて安心さえしてくれれば、あとはすごくやりやすい子になるのになぁ?と思っています。待てない方が多いですね😢