フータちゃん、天国へ

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ビーグルのフータちゃんが大雪になった1月3日のお昼過ぎ頃、天国へ旅立ちました。13歳でした。

かなり前からお正月のご依頼を受けていましたが、昨年の暮れに「あまり食べない」「胃液を吐く事もある」とご相談を頂いて、大晦日にフータちゃんに会いに行きました。寝ている事が多いそうですが、その時は珍しく起き上がって散歩もしたそうな活発な印象で「予想より元気だな」と感じていました。

その日のフータちゃんです・・・

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頭にキスをして撫でてあげながら話し掛けていると、尻尾をブンブン振って喜んでいてくれたのを想い出します。

動物病院では「年令もあって出来る治療はない」と言われていたそうです。なので「お世話の際に万が一の事があったら」という事も話し合ってはいました。それからお世話の日までに戴いたメールの内容は心配する事ばかりでした・・・

「昨日から何も食べなくなった」

「散歩にも行かなくなった」

私に出来る事は、飼い主様の代わりにそばに居て見守ってあげる事くらいです・・・。

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私なりに食べてくれそうなフードを用意して行きましたが、何も食べてくれません。ミルクも飲んでくれません。ただただ寝ているばかりです。撫でてあげながら話し掛けて静かな時間を過ごす事にしました。

一度起き上がってくれましたが、吐き気がしたようです。でも、何も出ませんでした。吐く仕草を見ると、あくびの苦しみを思い出します。そして、また眠っているフータちゃんに「明日も来るからね」と声を掛けていましたが、これがフータちゃんとの最期の時間になってしまいました・・・。

今まで、たくさんの子達とお別れして来ました。中には旅立って行く瞬間に立ち会えた子も居ますが、お世話中に逝ってしまったのはフータちゃんが初めてです。最期のお世話は、お隣で暮らしておられる親戚の方が家の中に移して下さった“動かないフータちゃん”にお別れをする時間になりました。自然に涙が流れました・・・。

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とても活発なので、小屋から脱走しない様に注意が必要な子でした。散歩中、他のワンコと出会う時にも気を付けていました。でも、ハーネスを着ける時には、何の気遣いも要らない優しいワンちゃんでした^^

13年間、優しい飼い主様やそのご家族に見守られて幸せな犬生だったと思います。私もフータちゃんに出会えて幸せでした。今までありがとう!安らかに・・・。

元気なフータちゃんとの散歩の様子です・・・